寓話っぽい二つの物語Ⅱ

車の男が、飛行機の男に憧れる。
雲の上で良く見えないが、全てが美しいと噂もある。

自転車の男が、車の男を妬ましく思う。
窓越しの男は、昨日までは、自転車に乗っていた筈から。

トボトボ歩く男を、自転車が追い越して行く。
「そんなにのんびりじゃ生きている間に辿りつかないよ。」

歩く男は思う。

彼は知らないのだろうか・・1と2の間にも1と100の間にも、
同じ空がある事を・・いつだって辿り着いている事を。
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子供の頃、隣の家に、漁師の家族が住んでいました。

その家のお婆さんは、毎日、海を眺めていました。

小学生の頃だったか、お婆さんに尋ねました。

「毎日海を見ていて飽きないの?」「遠くに行きたくない?」

お婆さんは、こんな事を言いました。

「同じように見えても、同じ時はないから飽きないよ。」

「一度だけ金毘羅参りに行ったけど、その間、ここの事が分からなかった。」

※およそ、こんな内容でした。実際には、この場所で経験した大震災や
 台風で船が沈んだ話など、色々あったと記憶してます。
 子供なりに衝撃だったので、未だに忘れないようです

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