寄り添う

※facebookに書いた物の転用です。

一般的に音楽を聴くのって、演奏があり、楽曲があり、和声とが時間と言うかリズムや強弱があるわけですが、単純に「楽器の音」について書きます。

エレキギターの歪んだ爆音と、暴走族の排気音は、似た心理に寄り添っている気がします。
フラストレーションの発散であり、更にそれを増幅する効果をもたらします。

遠慮勝ちな人が、爆音のエレキギターを弾いても、暴力的なワイルドな音にはなり難いし、
いつもイライラしている人が、ウクレレを弾いても、楽しい気分にはなり難いでしょう。

当然、反対の事も言えます。引っ込み思案の人が、エレキギターのワイルドな音を出す様になると
その人の中に、大胆な心が生まれますし、暴力的な性格のひとが、ウクレレの小さな音を綺麗に奏でる頃には、優しさが浮上することでしょう。

私が思うに、演奏の最初は、楽曲の練習以前に、その楽器の最も得意とする音に
寄り添う事を覚える事です。

それより先に学ぶことがあるとすれば、ドアを閉める音や、歩く音に無頓着でいない事です。

楽器を選ぶ時、すでに、その楽器が自分の心に寄り添う可能性を感じていますし、演奏したい楽曲を選んだり作ったりするのもまた、自分の心に寄り添うものを求めた結果なのかも知れません。

 

寓話っぽい二つの物語Ⅱ

車の男が、飛行機の男に憧れる。
雲の上で良く見えないが、全てが美しいと噂もある。

自転車の男が、車の男を妬ましく思う。
窓越しの男は、昨日までは、自転車に乗っていた筈から。

トボトボ歩く男を、自転車が追い越して行く。
「そんなにのんびりじゃ生きている間に辿りつかないよ。」

歩く男は思う。

彼は知らないのだろうか・・1と2の間にも1と100の間にも、
同じ空がある事を・・いつだって辿り着いている事を。
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子供の頃、隣の家に、漁師の家族が住んでいました。

その家のお婆さんは、毎日、海を眺めていました。

小学生の頃だったか、お婆さんに尋ねました。

「毎日海を見ていて飽きないの?」「遠くに行きたくない?」

お婆さんは、こんな事を言いました。

「同じように見えても、同じ時はないから飽きないよ。」

「一度だけ金毘羅参りに行ったけど、その間、ここの事が分からなかった。」

※およそ、こんな内容でした。実際には、この場所で経験した大震災や
 台風で船が沈んだ話など、色々あったと記憶してます。
 子供なりに衝撃だったので、未だに忘れないようです

kashiko 寓話っぽい二つの物語

ある一群が、食べ物も水も豊富で安全に暮らすには最高の土地を見つけた。
定住を考えるが、この恵まれた環境を作った存在・主の許しを得たい。
ところが、主は一向に姿を見せない。
彼らはそこに暮らしながら、主の戻る日まで感謝の行いを続ける事にした。

何世代か続くと、一向に現れない主の存在は、すっかり忘れられ、住民は、
先祖の土地だと思い込む。この地は、私たちのモノである!が彼らの常識になった。

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気軽にギターでも

「音楽を職業にしたい」人は、専門学校に通っていただいた方が良いのですが、
私の教室は、音楽は好きだけど自分には無理かも・・と思う人にこそ来て欲しいと思います。

音楽は、自らやってみて、初めて分かる事柄が無数にあります。
演奏の経験は、より素晴らしい音楽を見出す手助けにもなるわけです。

音楽は、言葉では表現出来ない「思いの発露」を果たす上で、驚くほど機能します。

ここで言う「音楽」は、言葉に出来ない思いや、人に伝える程の事でも無い・・と言うように、
心に押し留めてしまった思いを「音」に変換して、自分の外側に出してみる経験です。
何事も、内部に押し留めてしまうばかりでは、大概の生き物は病んでしまいますし、
人は、誰かに伝える事で獲得出来る解放感に似た癒しを知っていて、どこかでそれを欲しているのではないでしょうか。

演奏は、意図してもしなくても、そこに<思い>が現れます。
その意味では、初めて演奏する人も、超人的な演奏技術を習得した人も同じです。
口下手な人の言葉にならない思いも、饒舌な人の言葉と裏腹の思いなんかもしっかり現れます。(笑)

他の人と一緒に演奏する喜びは、また格別なのですが、必要なルールや習得すべき技術は、
その時、必然的に生まれる事になります。

取りあえず、お手軽?にギターでもやってみて下さい。
楽器選びから、最初の目標探しから、丁寧にお付き合いします。

「きざしの音 春の音」4月7日金曜

「きざしの音 春の音」

箏を中心に、新しい和の音をお届けします。

4月7日金曜日 午後7時開場・7時半開演

会場 ルーテル東京教会(JR山手線新大久保駅から徒歩5分、総武線大久保駅から徒歩7分)

昨年、スタジオMのレーベル<answer>制作の箏オリジナルアルバム「かしこ」
箏/内藤眞代  ギター/小二田茂幸

洋楽に大きく影響を受け、邦楽に目を向け始めたアーティストと、
邦楽に軸足を置きながら、常に新しい道を模索し続けるアーティスト
のコラボです。

昨年オリジナルアルバム「かしこ」をリリースしたばかりの、箏/内藤眞代 ギター/小二田茂幸
に加え、薩摩琵琶/塩高和之  横笛/松尾慧  パーカッション/高村BUN太を
ゲストに迎えます。

塩高氏作、源氏物語、胡蝶・蛍を題材にし「春の宴」
松尾さん作「波羅璃 はるのうた」
内藤眞代、箏アルバム「かしこ」から「sakura」等、

季節に趣を置いた楽曲を中心にお届けします。

時代おくれなのか

昔は小さな畑に、そこそこ作物を作り暮らしていました。
ある時期から、急に作物の価格が暴落、収入は激減、生活は困窮厳・・

ある人が、理由を説明してくれました。あなたと同じ仕事をしている1人が、
十倍の土地と機械を買い、10倍の利益を得たのです。
その成功を見た人達は、競って彼の真似をしました。
借金してでも十倍の土地と機械を手に入れるべきだと考えたのです。

その結果、市場には作物が溢れ、安くしなければ売れない様になりました。
あなたも、皆と同じように投資しない限り、生き残る事すら難しいでしょう。
なんてね・・(笑)

スマホ買っても、何かが良くなったと言うよりは、更に消費する機会が増えただけだったり・・ 続きを読む

音楽って何だっけ?

少し自分の音楽に対する理解の仕方、姿勢みたいなモノを整理してみようかと思います。

題して、音楽って何だっけ?・・です。

まあ、人によって音楽と言う言葉から連想するモノが随分違う場合もあるし、
簡単に「これが音楽!」と言いきれるものでもないのですが。

川のせせらぎ・・鳥の声・・風鈴・シシオドシ・・昔から議論のあるところ、
そもそも音楽=音を楽しむ・・では無い!と言う意見も度々耳にします。
主に漢文的な解釈としての、それが多いです。
それに対し、一定の理解は出来ますし、どうでもイイや・・とも思います。
自分としては「人が演奏する」が音楽の条件じゃないか・・と思っています。

自然を模すとか、ヒントを得るとか・・そんなところから、心地よい振動を
自ら作るって辺りから、音楽が始まったんじゃないか・・なんて思うわけです。

まあ単純に心地よいモノばかりじゃなく、鼓舞するとか興奮を生むとか、
集団が結束する機能もあったりです。まあロック的、お祭り的な世界。

大雑把に振動ですが、大きな太鼓で徐々にテンポと音量を上げて行けば、
自ずと興奮しそうではあります。
反対に、心拍が弱って行くイメージで音も小さくなり感覚も開き、不安定になれば、
何となく、「死ぬかも・・」なんて気分に陥るかも知れません。

そのことから考えても、振動が心理に多大な影響を与える!ってのを知るのは、
古代の人にとっても、そう難しい事ではなさそうです。

このテンポや音量ってのも、大きな波形の振動ではありますが、音そのものに
も当然テンポや音量の様に心理に影響を与えるわけです。

さらに、音の組み合わせ、メロディーだったり二つ以上の音の相互干渉だったり
それも人為的な振動の操作って事になります。

他者の心理に影響を与える前に、自らを心地よくするとか鼓舞するとか・・
その為の工夫は、きっとなされたわけです。

その後、何百年かは分からないけど、随分と時間をかけ、その作法みたいなものが
見出され、様式化し、柵の中で成長し、交配し、淘汰され・・現存するような音楽が
出来上がった・・って事なのかも知れません。

おそらくは、その時間の中に、見落とされ忘れられた探求するべき、別の音楽への道も
また在ったんだろうなぁ・・などと、無駄に思うのです。

とはいえ、柵の中だけでも十分に探求の価値はあるとも思いますけど。

年齢や経験によって、心地よい音、求める振動と言うのも変わります。
心理的にグチャグチャな時は、ほぼ騒音みたいなモノが心に寄り添うのかも知れないし、
意識的に考えれば、対極の音を聴くことで、心の波風を穏やかにすることも出来得るのかも知れません。

まとめると・・自分の心理に都合よく働く振動を人為的に作る・・が音楽なのかな・・と思っているようです。現時点では・・。振動の中に、歌詞と言うか、言葉も含む解釈です。